「自分はHSP?、それとも発達障害グレーゾーン?」
「自分の考え方や行動を分析すると、どちらも当てはまる気がする、、、」
こうゆう疑問ありませんか?
これは医師にとっても同じく判断が難しいこと
こちらの病院ではHSPと言われ、こちらの病院では発達障害と診断された、みたいなケースもあるかもしれません
そこで今回は、HSPと発達障害が見分けにく理由と、それを見分ける方法、解説していきます!
みなとです!よろしくお願いします!
※この記事では、高田明和さんの『
HSPと発達障害はどう違う?
まず前提として押さえておくべきこととして
HSPは気質の概念であるのに対し、発達障害は診断名であるということ
そのためHSPであり発達障害でもあるという人もいます
そもそもHSPという言葉は心理学用語
米国の心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が1990年代に提唱したそうです
なので、HSP自体を知らない医師さえいます
もちろんHSPは病気や障害ではないので、対処方法が確立しているわけではありません
なぜ医師でも判断が難しいのか?
医師がHSPについて理解していたとしても判断が難しいことには理由があります
広く認知されていないことに加えて、HSPと発達障害は共通する特徴が多く存在します
そのため混同しやすくなります
例えば、「感覚過敏」「対人関係が苦手」「特殊な才能を持つ」などはHSPの特徴にありますが、それは発達障害にも見られる特徴です
判断が難しい理由を3点まとめておきます
②発達障害について専門の医師が少なく、正確な判断が難しい
③HSPと発達障害には似た症状が多い
僕の場合、メンタルクリニックで初めて診断してもらった時、10分ほどの面談と簡単な性格テストを受けて、その場で『自閉症スペクトラム』と診断されました、結構簡単に判断できるんだな~と少し疑う心もありました、、、(そのあとWAIS-Ⅳと呼ばれるテストを受けて、自分が発達障害であることがはっきりしました)
HSPと発達障害の<類似点>と<相違点>
HSPと発達障害の違いを表にまとめてみました(◎→傾向あり、◯→傾向ややあり、△→傾向ほとんどなし)
HSP | ASD | ADHD | |
感覚過敏 | ◯ | ◯ | ◯ |
他者理解 | ◎ | △ | ◯ |
こだわり | ◯ | ◎ | △ |
不注意 | △ | △ | ◎ |
多動 | ◯ | △ | ◎ |
衝動性 | △ | △ | ◎ |
HSPとASDは「感覚過敏」「こだわり」の点で共通しています
HSPとADHDは「多動」の点で共通しています
HSPとADHDは「他者理解」も共通していますが、HSPの場合は「相手の気持ちが読みすぎて辛い」「相手の心を感じとって相手より疲れてしまう」という特徴があります
これらの特徴ゆえに生きづらさを感じて、二次障害として、「躁うつ」「パニック障害」「睡眠障害」「不安障害」などの悩みを打ち明ける人もいます
これはHSPと発達障害双方に該当することです
このようにHSPと発達障害は類似点が多く存在し、医師も判断することは決して簡単ではないと思います
HSPと発達障害を<見分ける方法>を解説!
これを知って、個人的にすごい納得しました!
見分ける方法は、いま出ている症状が「結果」なのか、「原因」なのか?
これを見極めることでHSPか発達障害か判断できます
これだけだとわかりくいので解説します
例えば、落ち着きがない行動をしてミスをしてしまい、それに対して注意を受けて落ち込んだとします
HSPの場合、「落ち着きがなない」は結果です、その原因は別のところにあります、例えば「情報過多で混乱する」、それによって落ち着きを無くなってしまうことがあります
HSPは発達障害と違って、「脳の機能」ではなく「外部の過剰な刺激」が原因で「落ち着きがない」という結果になってしまいます
【結論】HSPと発達障害、<見分けにく理由>と<見分ける方法>
今回はHSPと発達障害が判断しにくい理由や、類似点と相違点、判断するコツについて解説しました、最後に簡単にまとめます
①HSPと発達障害は共通する特徴が多いうえ、まだまだ認知度も低く、専門の医師も少ない
②HSPと発達障害の類似点は「感覚過敏」「こだわり」「多動」
③HSPと発達障害を見分ける方法は、その症状が「原因」なのか「結果」なのか分析すること
今回は以上です!ではまた〜
『
HSP(過敏性症候群)と発達障害、ともに強い「生きづらさ」を感じる共通項があるが、その境界線はグレーゾーンでもある。
「あなたはHSPなのか発達障害なのか?」「空気が読めない発達障害と空気を読みすぎるHSP」など、HSPと発達障害の違いを整理し、生きづらさを克服する対処法をベストセラー医師が指南。
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